A-1
file:// 直リンク — ファイルを指す
追加なし既定でブロック
https ページから file:// への遷移は Chrome・Edge・Firefox すべてで禁止されています。まずこれが本当に動かないことを確認するのが出発点です。
期待クリックしても無反応。Edge では about:blank#blocked、Chrome の DevTools には Not allowed to load local resource が出ます。アドレスバーに貼れば開きます。
A-1′
file:// 直リンク — フォルダを指す
追加なし既定でブロック
フォルダを指すと、ブロックが解除された環境ではエクスプローラーのウィンドウが開きます。A-2 のポリシーを入れたあとの動作確認はこちらで行うのが確実です。
期待既定では無反応。ポリシー適用後はエクスプローラーがこのフォルダを開きます。ブラウザ内にディレクトリ一覧が出た場合はエクスプローラー連携が効いていない状態です。
A-2
Edge の IntranetFileLinksEnabled ポリシー
要 GPOEdge 95+開発ゼロ
Edge 95 以降にある「イントラネット ゾーンの file URL リンクをエクスプローラーで開くことを許可する」専用ポリシーです。現行の 152 系でも非推奨化されていません。条件は2つ——ページが「ローカル イントラネット」ゾーンにあることと、リンク先が file:// であること。GPO / Intune で配れるので、端末に独自バイナリを置く必要がありません。
確認適用後、edge://policy に IntranetFileLinksEnabled が出ていること。そのうえで A-1′ のリンクをイントラ配置のページから押します。
注意Edge 130 では URL パーサの変更で file リンクが壊れた事例があり、--disable-features=StandardCompliantNonSpecialSchemeURLParsing が回避策として案内されました。バージョン依存で挙動が変わる前提で運用してください。
A-3
Firefox の capability.policy
要 prefs / GPOFirefox のみ
Firefox には古くからある権限ポリシーがあり、指定したオリジンだけ file:// リンクを許可できます。policies.json や GPO からも配布できます。
確認about:config に3つの pref が入っていること。効かない場合は privacy.file_unique_origin を false にする必要があるという報告があります。
A-4
search-ms: でエクスプローラーの検索を開く
追加なし全ブラウザ遮断され得る
インストールなしでエクスプローラー自体を起動できる、あまり知られていない手です。ファイルを選択状態にはできませんが、「機番で検索した結果一覧」を出せるので、突合キーが決まっている用途とは相性がいい。
期待「エクスプローラーを開きますか?」の確認ダイアログ → エクスプローラーが検索結果を表示。
注意search-ms: はマルウェアの初期侵入に悪用された履歴があり、EDR やプロキシで遮断されている環境があります。導入前に実機確認が必須です。
A-5
Office の URI スキームで直接開く
追加なし要 Office全ブラウザ第2候補
Office がインストール済みなら、追加設定なしで使えるプロトコルがすでにあります。ofe は編集モード、ofv は閲覧モード。エクスプローラーは開きませんが「その文書を開きたい」だけならこれが最短です。
GPO が触れない環境での第2候補がこれです。スキームは Office のインストール時に登録されるので、配布作業も設定変更も EDR の例外申請も要りません。異常コード表のような Excel 原本が主なら、コピペより明確に体験が良くなります。
期待拡張子が対応していれば Excel / Word が起動。上のパスは .xlsx / .docx の実ファイルに差し替えて試してください。ms-powerpoint: onenote: ms-access: も同じ形式です。
弱点PDF には効きません。Acrobat は既定で URI スキームを登録しないためです。原本の形式によって使えたり使えなかったりするのが、この方式の唯一にして最大の弱点です。PDF が混ざるなら A-6 のコピペを併用してください。
A-6
パスをクリップボードにコピーさせる
追加なし全ブラウザ壊れない
ブラウザ・OS・ポリシーに一切依存せず壊れない唯一の方法です。他の方式を採用する場合も、効かない端末のためのフォールバックとして併設する価値が高い。貼り先はエクスプローラーのアドレスバーか Win + R。
期待クリップボードに入る。ドライブレターは人によって違うので、必ず UNC(\\server\share)で持つこと。
A-7
.url ショートカットをダウンロードさせる
追加なしAV に遮断されやすい
サーバー側で生成した .url ファイルを返し、ダブルクリックで開かせる方式です。中身はただの ini です。
確認メモ帳に貼って test.url として保存し、ダブルクリック。
注意.url は SmartScreen 回避などの攻撃に使われた実績があり、AV・ブラウザ・メールゲートウェイで止められがちです。.lnk 生成はさらに危険側で、推奨しません。